虫歯や歯周病は細菌が感染しておこる病気です。それぞれのメカニズムを理解して定期的にケアをおこなうことが重要となります。予防処置をしっかり受けて大切なご自分の歯を虫歯や歯周病から守りましょう。
虫歯予防や歯周病予防のためのブラッシング指導、クリーニング、フッ素塗布など個人に合った予防プログラムを提案します。
1、虫歯と歯周病のチェック患者様から問診をおこなったのちに口腔内診査(歯周病や虫歯のチェック)をおこないます。 |
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2、スケーリング(歯石の除去)ご希望する患者様に対してスケーリング(歯石除去)を施行して歯周病予防をおこないます。 |
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3、PMTC(歯面クリーニング)歯の表面に付着している着色を専用の器具と薬剤を使用して、汚れを落としていきます。 |
検診で病変が見つかった場合、患者様に治療方法を説明し後日患者様同意のもと治療を開始します。検診で見つかった虫歯は自覚症状がなく比較的初期〜中期のものが多いので治療回数が少なくて済むことが多いことも定期検診のメリットといえます。
厚生労働省による歯科疾患実態調査では5歳以上で永久歯の歯肉に問題のある人の割合は70〜80%にも達しています。
そしてこの歯周病は歯周病菌の増殖によって引き起ります。
歯周病菌の種類 | 数種類ある中でポルフィロモナス・ジンジバリス、トレポネーマ・デンティコーラ、タンネレラ・フォーサイセンシスの3種類が有名で、これらを特に「レッド・コンプレックス」と呼びます。 | ||
歯周病菌と空気 | 歯周病菌は嫌気性菌に分類されますが、歯と歯肉の境目あたりにいる菌は通性嫌気性菌と呼ばれ空気に触れても生育します。ただし歯周ポケット内にいる「レッド・コンプレックス」などは酸素が大敵なため、ブラッシング等で新鮮な空気に触れさせることが歯周病予防には効果的です。 | ||
歯周病菌の増殖の仕組み | 最初の感染は乳幼児期の食器の共有や口移しに始まるとの説が有力です。ただし口腔内に歯周病菌が存在しても他の常在菌とのバランスにより増殖できない状態は健常時といえます。したがってブラッシング不足や喫煙、かみ合わせの異常などの環境因子と糖尿病等の生体因子によりバランスが崩れると一気に歯周病菌は増殖します。 |
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